梅干しにまつわる苦~い思い出

近所でも梅の花が咲き始めました。

梅といえば梅干し。小学生の頃、近所の遊び友達と梅干しにはまっていました。
みんな梅干しが大好きで、習い事やプールに行く時は順番に各家で作った梅干しを持って来て、食べながら通っていました。
種を噛み砕いて中身も食べるくらい好きでした。

ある日、みんなで遊んでいる時に梅干しが食べたくなりました。
私の家の外で遊んでいたので、私の家の梅干しを食べようということに・・・。
台所にもあったはずなのですが、なぜかその日私はみんなを梅干しの大きなカメが置いてある地下室へと案内しました。(まぁ、簡単に言うと調子乗りだったのです:笑)
暗~い地下室の奥で、重く大きなカメの蓋を取り、シソの葉をどかし、梅干しを出してみんなに配りました。
ちょっとわるさをしている感覚があったのでしょう。私の心臓はドキドキしていました。

その時です!
『うぉらーーーーーーーーーーーーっっっ!!』という叫び声が聞こえました。
私たちはびっくりして、外に通じる出口から一目散に逃げました。
声の主は少し追ってきましたが、外までは出てきませんでした。
心臓が飛び出そうでした。

声の主は、祖父でした。
私は祖父に見つかって怒られたとすぐに気づきました。
それにしても、あんな祖父の声はそれまで聞いたことがありませんでした。
友達もかなりのビビりようでした。

その日の夜、その話題を祖父とした記憶がありません。
父母に告げ口された記憶もありません。

大人になってそのことを思い出した時、「もしかしたら祖父は本当に泥棒が入ったと思ったのかもしれない。」と思いました。だからあんな声をあげたのかも。そうだとしたら、祖父を相当驚かせてしまったなぁと。後で怒られなかったのは、逃げたのが私たちだと気づいたからほっとしたのかなぁと。

祖父はもう亡くなっているので直接謝ることはできませんが。
「じいちゃん、あの時はごめんなさい・・・。」

書いてみたら、なんだかちょっと気持ちが和らぎました^^;

投稿者プロフィール

山田 真智子
山田 真智子
京都市、向日市、宇治市を中心に対面カウンセリングを承っております。またオンライン(電話・Skype・Zoomなど)を通して、国内外を問わず心理カウンセリングをご提供しています。プロフィール詳細はこちらです。

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