口唇期 〜その2〜
前回の投稿に続き、口唇期(こうしんき)のお話です。
生まれてから一歳半くらいまでの口唇期に、赤ちゃんはおっぱいを与えられることで、口によって満足、不満足を覚えます。
不満足の状態が多くあると、その欲求を抑圧し、その後の人生に影響を与えます。
口元によく手を持っていく癖のある方や、爪噛み、唇噛み、ペンを噛む方も、口唇期に満たされなかった欲求がある可能性が高いです。
フロイトによると、口唇期にお母さんからの愛や欲求が十分に満たされなかった場合、成人後も無意識にその満たされなかった欲求を補おうとする傾向が残るとされています。
具体的な行動の例は、喫煙、深酒、依存体質、自己肯定感が低いなどです。
性格的な特徴としては、依存的で他人に頼りがち、不安になりやすく、安心感を求める傾向が強い、他者に対して受け身になりがち、満足感や自己肯定感を得にくいなどがあります。
もし、ご自身に先述のような行動や性格の特徴がある場合は、口唇期のご自身を癒してあげると良いですね。
少しずつ人間関係のストレスや生きづらさから解放されていきます。
お一人でどうしたら良いか分からない時は、心理カウンセラーをお尋ねください。
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