思春期の冷蔵庫
思春期の冷蔵庫の気持ちだそうです。
「私が一番はずかしいのは、中をみられること。」
「私が一番知られたくないことは、
ノンスメル(脱臭剤)が3つも入っていること。」
(佐藤雅彦『プチ哲学』より)
何とも可愛い冷蔵庫さんですよね。
(本にはイラストもついています。)
思春期の若者の気持ちを
とても分かりやすく表現
されています。
そういう時期は誰にでもありましたよね。
お弁当を隠して食べたり、
自分の家族のことを恥ずかしく思ったり。
こういった過度の恥じらいは、
人の行動を制限することもありますが、
多少の恥じらいには、
人の無神経さや傲慢さを抑える機能があります。
改めて思春期は必要な時期なのですね。
すっかりおばちゃんになった今の私は、
中を見られることに慣れてしまった冷蔵庫。
腐った玉ねぎが入っていても、
それをネタにして見せて話してしまいます。
恥じらいのあった思春期を
懐かしく思う今日の私でした。
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