親と子、どっちの課題?
子どもに「甘えさせること」と「甘やかすこと」は全く異なります。
甘えさせることは必要ですが、甘やかすことは不必要です。
甘やかすことは、子どもの成長を妨げます。
子どもの可能性を摘んでしまったり、子どもの課題をそのままにしたりすることになります。
心理学者のアドラーはこのように言っています。
『親が、自分の課題と子どもの課題を峻別する方法は、その課題に取り組まなかったときに被害を受けるのは誰なのかを考えることです。
被害を受けるのが子どもであれば、それは子どもの課題であって、親は足を踏み入れない勇気を持たなければなりません。
こうして子どもは自分の行動の結末を自分で体験することになります。
この「自然の結末」を体験することで、自分の課題を自分自身で解決するようになります。』
(勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本 著:中野明 より)
久しぶりにアドラーの本を開いたら目に飛び込んできた内容です。
今の親としての自分を客観的に見直す機会となりました。
「過保護、過干渉」。
子どもにとって良くないと頭では分かっていても、必死になっていると気づかずしてしまっていることがあります。
誰の課題かをしっかり峻別して、子どもに「自然の結果」を体験させようと思った今日でした。
生駒市の古坂禄子カウンセラーの「甘え」についてのブログもぜひお読みください。
禄子カウンセラーのブログ「甘えはエネルギーチャージ」は ⇒ こちらです。
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