退行

退行は、無意識的に作動する防衛機制の一つです。

(防衛機制とは、自我が自分を守る心の働き)

 

大人でも、急に赤ちゃん返りのような行動をすることがあります。

指しゃぶりをしたり、無責任な行動をとったり。

人はストレスや困難に直面した時に、自己を守るために、かつて感じた安全な領域(未熟な自己)へ戻ろうとするのです。

暴力や無視、その場から立ち去るなどの行動もその一つです。

 

本来、大人ならどうするのでしょう。

自分の気持ち、要求をきちんと言葉で伝えられればいいのですよね。

 

無意識的に作動するので、その時はなかなか気づきにくいのですが、
意識することで未然に防ぐことができるようになります。

また後からでも、あの時はこういう気持ちだったと話すこともできますね。

 

特に身近な存在に対してこの退行は出やすいと思います。

家族やパートナー、親友。

信頼しているからこその防衛機制なのかもしれません。

そんなことも理解があると、退行している相手への対応も変えることができるかもしれませんね。

※D.Vについては、過度になる前に周囲へ助けを求めてください。

 

最近あった退行を思い出してみるのもいいですね。

投稿者プロフィール

山田 真智子
山田 真智子
京都市、向日市、宇治市を中心に対面カウンセリングを承っております。またオンライン(電話・Skype・Zoomなど)を通して、国内外を問わず心理カウンセリングをご提供しています。プロフィール詳細はこちらです。

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