私の人生に大きな影響を与えてくれた人、それは二年間働いた会社の課長です。
課長のおかげで、たった二年間でしたが自分自身がとても成長できました。

その会社は商社だったのですが、それまで教育業界にいた私にとって、いわゆる普通の企業に勤めたのは初めてのことでした。
そんな不慣れな私に、課長は企業人としての姿勢から心構え、常識まで一から指導してくれました。
その部下のための指導に何度も感銘を受けました。
ー 課長は、部下をいつも信頼していました。
ー 課長は、部下の能力をいつも信じていました。
ー 課長は、部下の将来を見据えて指導していました。
ー 課長は、部下の責任を全て負う覚悟を持っていました。
ー 課長は、部下の努力を評価してくれました。
ー 課長は、部下の悪いところはすぐに叱ってくれました。
そんな課長だったので、私はたくさんのチャンスをいただき、チャレンジさせてもらいました。
その結果、多くの経験と学びを得ることができました。
指導者・上司として本当に尊敬できる人です。

そして課長は、包容力もある人でした。
いろいろな仕事を任せてもらったことで、自分の苦手なところや雑な部分、短所がたくさん見つかりました。そんな私を課長は受け入れ、見守ってくれました。自分のそういう部分を克服するための助言やフォローをしてくれました。
また、個人的な相談にも乗ってくれ、いつも真剣に聞いて受け止めてくれました。

さらに課長は、非常に人間味のある人でした。
お酒が大好きで時には飲み過ぎてしまったり、冗談を言って周りを笑わせたり、自分を完全にオープンにしているようなイメージの人でした。そういうところにも魅力を感じました。

課長は目がほとんど見えていません。
自分が出来ないことは人に頼る、その代わり出来ることは精一杯やる。その姿勢がまた素敵でした。
これまで身近に障害をもった人がいなかったので、一緒に過ごすことで学べることが多くありました。

課長の魅力は挙げればきりがありません。

そして、そんな課長から学んだことが、今の自分に生かされていて支えにもなっています。
課長とは会うべくして会ったのだと思います。
課長から学んだ魂は、これからもずっと私の中に居続けます。