感情の主語
日々、私たちは
様々な感情を抱いています。
一日の中でも、
楽しんだり、喜んだり、
悲しんだり、怒ったり。
喜怒哀楽と共に過ごしています。
その中で、
時折、感情の主語を間違えて
捉えてしまうことがあります。
例えば、怒っているとき、
「◯◯さんが私を怒らせた」と捉えると
その◯◯さんにばかり意識がいってしまいます。
でも、怒っているのは誰でしょう。
「私」ですよね。
「私が怒っている」のですよね。
同様に、
「△△さんが私を悲しませた」と捉えた場合、
△△さんに意識が向き、悲しみの感情が
いつの間にか怒りに発展することもあります。
「悲しんでいるのは誰?」と自問し、
早めに「私が悲しんでいる」ということに
気づくことが大切です。
感情はその人のもの。
感情の主語を見失ったままだと
心の問題の解決に時間がかかってしまいます。
特に、
「悲しい」「寂しい」「辛い」「怒っている」の
主語は省略せず(日本人特有の性質なのかもしれませんが)、
その都度、確認するようにできるといいのかもしれません。
その人が自分と向き合うために。
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