不安との対峙

先日たまたま乗った電車が、人身事故に遭いました。
初めての経験でした。
幸い、事故に遭われた方は意識のあるまま病院に搬送されたと、ニュースで知ってほっとしました。
電車が停まったと思ったら、車内アナウンスで状況を知り、「えーっ!この電車!?」と驚きました。車内もざわつき、電話をする人も多くいました。救急車が到着し、担架が運ばれて行き、たくさんの救急隊員が走って電車の横を通り過ぎて行きました。
でも私は、自分でも驚くくらい落ち着いていました。一緒にいた人が信頼できる人でその人が落ち着いていたこともあったと思います。そして、自分がどんな感覚なのかを体で感じてみました。奥の方の体感は?時間が経ってもやはり、落ち着いていました。
結局、その電車は20分か30分後に運行困難と判断され、私達は全員一番先頭の車両から降りることになりました。
先頭車両まで行く途中、ドアが開いていたところがあり、救助活動を見ました。あ、この下に…。できるだけ周りを見ずに真っ直ぐ先頭まで歩きました。ホームに降りて、トイレの列に並びました。並びながら、救急隊員の方が必死に声を掛けているのが聞こえました。
駅からタクシーで一緒にいた方の家に戻ってきた時は、全身の力が抜けました。
やはり、緊張していたんだと感じました。
翌日振り返った時、不安を和らげるために頭の中で事故の状況の推測をずっとやっていたことに気づきました。やはり、防衛していました。
小学生の頃、不安を感じないように勉強に集中していたので、その時と同じ反応をまだ手放せていないことに気づきました。
大人になり不安を抱えられるようにはなっていますが、突発的な大きな不安の時には自分を守る反応が働いてくれるんだなぁとありがたく感じました。
落ち着いてから、やっぱり不安はあったよねと受け取りました。
貴重な経験をしました。
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